不動産業の志望動機 例文

不動産業の志望動機 例文
不動産業を志望する人は、土地・建物について、私有財産としての観点よりも、公共物と見做す意識を忘れるべきではありません。
日本では土地・建物の公共性が比較的に軽視されていますが、同じ先進国でもヨーロッパ諸国では、土地・建物の公共性が強く意識されています。土地利用はおろか、建物のデザインについてまで法律によって明確に規制されているケースが珍しくありません。ヨーロッパの都市に調和の取れた美しい街並みが多いのは、そのせいです。
一方、現在の東京の街並みなどは、残念なことにディベロッパー各社の無秩序な再開発の集大成といった有り様です。しかし、そのような状況の中にも、例えば、大手私鉄が進める秩序ある沿線開発の実例もあります。それらはけっして利益追求一辺倒の開発ではなく、息の長い街造りであり、ひいては国造りの一環と言っても過言ではありません。

すべての企業には、本来、国家や社会の発展に貢献すべき責務があるとされています。不動産業においても、また然りです。志望動機を書くときには、不動産業のもつ公共性に着目し、国家・社会の発展につながる仕事への期待を、志望企業に即して書くように心掛けましょう。
【不動産業の志望動機例文】

私の生まれ育ったところは、○○県の片田舎にある小さな町ですが、今も美しい水と緑に恵まれた小京都のような町です。数年前、御社が開発された街、□□□□に親戚の家の新築祝いで訪れたとき、豊かな水や緑と調和した美しい街並みに感動しました。それ以来、不動産業界への就職を目指して関連科目の勉強にも力が入るようになり、□□□□を手がけた御社にて、生まれ故郷のような美しい街の建設に携わりたいと願うようになりました。