百貨店の志望動機の例文

百貨店の志望動機の例文
【営業職志望者の志望動機例文】

 私が貴店のスタイリストを志望したのは、大学1年のときのある出来事がきっかけです。そのころの私は、地方の小さな町から上京して半年あまり、東京のことは大学周辺のことしか知らず、ひとりでは百貨店での買い物もできないほど臆病になっていました。同好会の女性の先輩にクリスマスのプレゼントを贈りたくて、貴店本館の婦人服のお買場をひとりで訪ねましたが、何がどこにあるのかさっぱり分からず、来たことを後悔して途方に暮れていました。そんなとき、ひとりのスタイリストの方がやさしく声を掛けてくださいました。その方は、親切にお買場を案内してくださり、私の希望にぴったりのマフラーをさがし、私の選んだ商品を丁寧にギフトラッピングしてくださいました。そのときの幸せな気分とスタイリストの方への感謝の気持ちは今も忘れられません。
 このことがあったお蔭で、もうすっかり東京生活に馴染むことができました。未体験のことにも積極的になれました。すべて、そのスタイリストの方のお蔭です。以来、他のお店に行ったときも、販売員の方の言葉遣いや接客態度を勉強させてもらっています。私も、お客様の立場に立った接客ができる貴店のスタイリストになりたいと思い、このたび新卒採用に応募させていただきました。

【商品開発志望者の志望動機例文】

 ネットで発見した商品を実際に見て確かめたいと思い、都内の百貨店やショップを何店も巡り歩いたけど、結局、見つからなかったということが何度もあります。しかし、貴店で以前さがしていた商品を偶然見つけたことがありました。スタイリストの男性に尋ねると、「お客様のご要望が多いので」ということでした。それほど販売数の多い商品ではなかったはずですが、以前に私がお買場で尋ねた商品のことをリサーチして仕入れていただけたものと拝察します。これがいわゆる「お客様視点の商品政策」なのだと思いました。
 貴店では、このこと以外にも、やはり取り扱っていない商品のことを尋ねたとき、スタイリストの方がその場で近隣の競合店2店に電話し、在庫を問い合わせていただいたことがあります。お客様の満足を何よりも優先する接客姿勢に心底感心いたしました。
 私は、このたびスタイリストに応募させていただきましたが、いきなりは無理でも、いずれはバイヤーや商品開発の仕事をさせていただきたいと切望しております。お客様の声を聞き、お客様の気持ちを察し、お客様視点の商品政策が実践できる貴店に就職して、革新的な商品開発とお買場開発にチャレンジすること、それが私の現在の目標です。なにとぞよろしくお願いいたします。