動物園飼育係の志望動機の例文と書き方
動物園の飼育係になることを希望する人は、誰もが動物好きであることは間違いないでしょう。しかも、その大多数の人にとって、たくさんの動物と触れ合うことのできる仕事を一生の仕事にしたいという思いが、最大の志望動機なのではないでしょうか。実際、飼育係は、動物たちの糞尿の清掃処理も毎日丁寧に行わなければならない仕事ですから、動物への愛着が相当に強い人でなければ勤まらない仕事です。従って、自分が本物の動物好きであることを志望動機としてアピールしておきましょう。
ただし、動物好きだけでは志望動機として心許ないと感じる人もいることでしょう。そういう人は、飼育係としてその動物園で何をしたいのか、将来的な希望のようなものでも構いませんから、自分にとって重要なテーマがあるのであれば、そのことを志望動機として書いておきましょう。
●動物園の飼育係志望の場合
私は子供のころから自宅の犬の世話係を喜んでする動物好きでした。それが高じて、いつも多くの動物を相手にすることのできる仕事に就きたいと思い、農学部の畜産学科へと進学した次第です。貴園につきましては、子供も大人も小動物や家畜と自由に触れ合うことのできる交流エリアの存在を、以前からよく存じておりました。このエリアは、特に子供たちにとり、生きている動物の温もりと小さな命の大切さを実感することのできる素晴らしい場所だと思います。また、希少動物や絶滅危惧種の繁殖に熱心に取り組んでこられた貴園の経営姿勢に尊敬の念を抱いてまいりました。私も、飼育係の一人としてその事業に参加させていただき、それを自分のライフワークとすることができましたなら、これに勝る幸せはありません。動物たちのためなら、いつ如何なる時も、何事にも意欲と責任感をもって従事する覚悟ができておりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。