消防士は、火災・事故現場や自然災害の被災地において危険な消火活動や人命救助活動に当たる職種であるため、任務を遂行するに足る体力・運動能力・技能などとともに、高い使命感や勇気・決断力といった特性が求められます。
これらの特性の中で、フィジカル面は就職後の訓練によって養われる部分が大きいと思われますが、精神面の特性は採用時点ですでにある程度備わっていることが理想だと考えられます。したがって、志望理由に消防士を目指す断固とした決意を明記することは、他の職種にはない重要な意味があると思われます。採用する側としても、危険で過酷な作業に耐えられそうもない意志薄弱な応募者は排除したいはずです。正々堂々と自身の固い志望の意志を表明しましょう。
横浜市消防局・消防士(高卒程度)志望の場合(男子)
私は、レスキュー隊員として人命救助活動に従事したいと思い、地元横浜市の消防士になる道を選びました。私は高校のラグビー部に所属し、体力には自信があります。それで、去年と今年の夏には、江ノ島の海水浴場でボランティアのライフセーバーをさせてもらいましたが、何度も溺れかけた人や潮に流された人を救助したことがあり、それ以来、レスキュー隊員の仕事を自分の天職にしたいと思うようになりました。消防士として採用された後は、消防学校で6ヶ月間の訓練を受けてから市内の消防署に配属されることになるそうですが、まず配属先の消防署で毎日の消防業務と訓練に励み、そして何年か後には必ずレスキュー隊員に採用されるよう努力したいと思っています。どうぞよろしくお願いします。