塾講師の志望動機 例文
塾講師とは、言うまでもなく学習塾の講師のことです。学習塾は、近年では企業化やフランチャイズ化が進み、身近な街の教育機関として多くの生徒を集めています。しかしながら、塾講師という職業に対する社会的な評価は、そのニーズの高さにも関わらず、かならずしも高いとは言えません。塾に通う子供の親たちの多くは、小中高校の教員に対しては、昔ながらの信頼し尊敬すべき教師像を抱き、それを求めているようですが、塾講師に対しては、かつての学生アルバイトの家庭教師と大差ないイメージしかもっていない場合も少なくないようです。
塾講師にとって、あるいは学習塾にとって大切なことは、教育のプロとして、まず父兄たちの信頼を得ることです。信頼を得るために必要なものとして、高い学識、効果的な教授法、生徒への愛情などさまざまな条件があると思われますが、忘れてならないのは、塾講師という職業に対する誇りです。プライドをもって事に当たることが、人から信頼されるための基本条件です。
塾講師の誇りと、それによる教育への熱意を志望動機でアピールしましょう。ただし、現在の学校教育に対する批判には言及しない方が良いでしょう。初対面の人物からいきなり他者に対して批判的な不満の声を聞くと、大抵の人は不愉快に感じるものです。
【塾講師の志望動機例文】
学習塾の講師とは、“自己を利するものに非ず、人の生に資するもの也”。古めかしい漢文調の言葉で恐縮ですが、私はこれを座右の銘として生徒たちに接してゆきたいと願っています。学習塾における教育は、子供たちの未来を切り拓く力を、確実に高めるものでなければならない。私は、この信念に基づき、塾講師としての仕事に誇りをもって挑んでいくため、それが可能な職場として貴塾の講師を志望いたしました。