鉄道会社の志望動機の例文

私は、鉄道会社の事業分野の中でも、沿線開発に強い関心を持ってきました。広野に鉄道を通し、新しい街を造り、人々の新しい生活圏を誕生させるというフロンティアスピリットにも似た事業の精神に共感を抱いてきました。ただ、高齢化が進んでいる現在、人が暮らす街の創造を主眼とした沿線開発においては、これまでに形成された街の空洞化が懸念されているのではないでしょうか。□□□線の沿線に生まれ育った私としては、故郷の街や通いなれた沿線の街々に空き家が増え、商店街から人の姿が消えるという光景を見たくはありません。□□□沿線の街々を空洞化させない再生を主眼とした沿線開発プロジェクトに参加させていただきたいという思いから、貴社への就職を希望いたしました。

私は、時刻表をバッグに入れて列車で旅行することが好きです。料金計算はパソコンなどの時刻表ソフトでするようになりましたが、旅行プランはつねに時刻表を見て考えています。そこで、このような時刻表にこだわり、緻密なプラン設計が好きという自分の特性を活かせる仕事がしたいと思い、貴社・鉄道運輸事業部の運行管理業務を志望いたしました。多くの鉄道会社の中で貴社を選択しましたのは、先進的でセンスの良い特急車両と通勤車両の開発、紳士的でおごらない社風などの点で、貴社に対しては以前より格別の好感を抱いてきたからです。鉄道の運行管理業務が人命や多くの人の生活に関わる重要な仕事であることを認識し、つねに真摯な姿勢で取り組みたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

私がちょうど10歳の頃、九州新幹線が開通しました。あの日の感動は今でも忘れることはできません。私の地元は熊本県なのですが、新幹線がやって来ることは地元に住む人々の30年来の悲願だったのです。開通日である3月12日は今でも毎年沿線の市町村において大規模なイベントが催されています。鉄道というのは単なる輸送や移動の手段としてだけでなく、その存在が人の心を運び、そして繋ぐのだと思います。
私は、「自分は将来どのような職につくべきか」について真剣に考えた時、やはり人の喜びに触れることのできる場所で働きたいと思いました。そして、私にとって人の喜びとは「出会い」であり「始まり」。そんな場所は駅しかない、と素直に感じたのです。
私は鉄道というものにどんな形でもいいから関わりたい。そう強く思い御社を志望させて頂きました。鉄道マンという職業は私がイメージしているよりもずっと厳しい世界なのであろうと思います。しかし、その厳しさは責任の重さゆえのもの。責任の重さは人の心の重さと同じであるからこそ。そう思うのです。
人間としてまだまだ未熟な自分ではありますが、責任感と体の強さには自信があります。一生懸命頑張りますので何卒宜しくお願い致します。

私は地域社会、とりわけ物流に貢献できる仕事に対し大きな興味を持っております。御社の○○線は高校時代から大学卒業まで、これまで何百回と利用させて頂きました。こんなにも安全で、快適な移動手段を当たり前の日常として利用していた事に今更ながら驚くと共に心から謝しているところでございます。
就職活動を開始するにあたり、御社の事業内容を研究させて頂きました。私は鉄道とは人を運ぶためだけの物とずっと勘違いしておりましたが、実は貨物輸送に関してもとても重要な役割を担っていることを知り、深く感動した次第です。
御社の鉄道事業は、地域にとってなくてはならない存在であり、多くの人からとても慕われている素晴らしい職業であると思います。そして、私もその一端を担い鉄道マンとして生きることができればどれだけ幸せだろうと思うのです。苦難に負けず、地域の皆様と、御社の業務に貢献できる人材へと成長することを誓います。どうぞよろしくお願い致します。