医師の道を志して大学医学部で長年学んできた人には、自分の理想とする医師の姿、あるいは医師として実現したいと思っている将来のビジョンがきっとあるはずです。就職を志望する病院が、そういう夢やビジョンを実現するための重要なステップ(あるいは目標地点)であることを説明して志望動機としましょう。
今回応募する病院が、例え目標地点からは程遠い場所であったとしても、その病院をワンステップとして次はどの段階に進み、やがてはどこに到達したいのか、医師としての将来プランを描いてみましょう。また、自分の考える医療がその病院にないのであれば、いずれは自分が努力して病院を変革していきたいと主張してみるのも、ひとつの挑戦です。面接担当者と議論になってこっぱ微塵に粉砕されるかもしれませんが、歯応えのある若い医師の話はしっかりと聞いてくれるはずです。
大小どのような病院であっても、医師一人ひとりが病院にとって貴重な財産です。技量や学識は言うまでもありませんが、病院や地域医療にとって有意義なビジョンを描ける医師は、必ずや尊重されるはずです。
総合病院の外科医師志望の場合
私は、救急医療を志して外科を選びました。貴院は高度救命救急センターを備えた当地域の中核病院ですが、近隣の市町の医療体制が不備であるため、貴センターでは対応しきれずに、救急患者の多くが他地域の医療機関に回送されています。私は、このような現状を打開するために、貴センターを中心として個人病院をも含めた広域な救急医療体制を構築すべきだと考えています。それは、また、ひとり救急医療だけでなく、高齢者医療を中心とする新しい地域医療システムの構築にもつながるものと思います。私は、今はビギナーの身ではありますが、いずれはこのような医療システム造りに積極的に関わっていきたいと思い、貴院を志望いたしました。
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