雑誌編集者の志望動機の例文と書き方

雑誌編集者の志望動機の例文と書き方
雑誌編集者の新卒募集はほとんど大手出版社に限られており、人気職種であるだけに大変狭き門です。大半の志望者が書類選考ではねられます。それゆえ、志望動機の内容が、最初のハードルをクリアするための重要なポイントとなります。
志望動機で文章力や校正技能など自分の長所に触れることは、あまり意味がありません。それらは、編集アシスタントのアルバイトに応募するときには役立つでしょうが、正社員の雑誌編集者募集の場合には、あって当たり前、なくても採用後に伸ばすことのできる能力です。
志望動機では、その出版社を志望した理由と、自分が担当してみたい雑誌、これまでに強い関心を持った記事あるいは印象に残った記事などを具体的に記述しましょう。それによって雑誌編集への本気度や熱意、志望出版社への関心の高さ、雑誌メディアに対する見識などをPRすることができます。


●雑誌編集者志望・新卒採用の場合

「週刊□□」や「○○○デー」における揺るぎのない事件報道と疑惑追及の姿勢に対し、私は深い共感を覚えます。スクープ記事に秀でた有力誌は多々ありますが、貴社の週刊誌における真実重視と勇気ある公開の姿勢には憧憬の念さえ抱いてまいりましたので、雑誌編集者として貴社への入社を希望いたしました。私がこれまでに最も感銘を受けた記事は、「週刊□□」の「○○○に乗っ取られた○○の真実」シリーズです。この記事に関する訴訟では残念ながら敗訴が確定いたしましたが、そのリスクをも恐れず事実を暴露した貴誌の姿勢に、学生の私も勇気づけられる思いがいたしました。どうか、多くの優れた記事を世に問われた諸先輩方から学び、週刊誌編集に参加できる機会をお与えください。よろしくお願いいたします。