パティシエの志望動機の例文と書き方

パティシエの志望動機の例文と書き方
専門学校の養成コースを終了したパティシエ志望者の就職先としては、レストラン、カフェ、フルーツパーラーなどの飲食店関係も少なくありませんが、もっとも主要な業種は洋菓子店と洋菓子メーカーです。洋菓子店勤務を志望する人は、将来自分のお店を持ちたいと願う独立開業志向の人が多いと思われます。その目標を実現するために志望店で修行させていただくという覚悟と、そのお店を特に志望する理由とを明記しておきましょう。
●洋菓子店志望の場合

私は、子供のころから憧れていた菓子職人になりたいと思い、調理師専門学校のパティシエ養成クラスに入学し、真剣に勉強してまいりました。しかし、パティシエのフィールドはとても広く、まだその一部をかじっただけで、奥の深さもよく分かりません。就職してからが本当の修行の始まりであると考えています。そこで、本格的なフランス菓子のお店として定評のある貴店にて洋菓子作りの真髄に触れることが修行の第一歩であると思い、貴店への就職を希望いたしました。


洋菓子店でのパティシエの仕事は、まさに職人仕事であると言えます。しかし、洋菓子メーカーでの仕事は工場勤務の技術者という傾向が強く、何よりも企業の一社員であることを自覚しなければなりません。物作りの心にこだわる職人気質以上に、会社員としての協調性が重要であり、書面での自己主張は控えめなくらいがちょうど良いと思われます。
●洋菓子メーカー志望の場合

私は、高校生になってから菓子職人という日本伝統の職業に強い関心を持つようになり、その伝統文化をベースにして和洋折衷の銘菓が誕生したことを知りました。そして、百年前に誕生した貴社の銘菓□□□□□の製法を受け継ぐ担い手となり、次の百年にかけて新しい伝統の味覚となる新作洋菓子を開発する職人になりたいと思い、貴社の社員となることを目標としてまいりました。諸先輩方のご指導とご教示を仰ぎながら、老舗の伝統を守りつつ、新時代の銘菓誕生を目指して努力したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。