未経験者の志望動機の例文
未経験者の志望動機例文
〈中途採用の正社員志望の場合〉
また、私は接客の仕事が好きであり、お客様に喜んでいただけることが何よりも仕事の励みになります。「常にお客様の立場で行動できる人」という貴社の募集条件にふさわしい人間だと思います。
お客様に対する礼儀正しい応対と心のこもったコミュニケーションをつねに忘れず、お客様の気持ちを大切にする姿勢で業務に邁進する所存ですので、何卒ご採用のほどよろしくお願い申し上げます。
未経験者の志望動機例文
〈アルバイト・パート志望の場合〉
「未経験者の志望動機」の書き方
企業が何を求めているのかを想像する
企業の募集要項で「未経験者歓迎」と書いてあることがあります。未経験の職業に応募するときは「なぜ未経験者を歓迎するのか」というところを考えた上で志望動機を書くようにしましょう。
未経験者を歓迎する理由は企業によって異なるかもしれませんが、一般的には「経験やスキルよりも自社の力となる素質」を求めていると言われています。たとえば「専門知識はなくてもエンドユーザーと円滑なコミュニケーションが取れる」「業務スキルはないが、創造力が豊かで新しい発想をもたらしてくれる」などです。
そうすれば「経験がない」ということはデメリットではなくなります。経験やスキルは入社すれば誰にでも得られるものです。まずは今自分が持っている力をもう一度見つめなおしてみましょう。そうすれば経験やスキルよりも強くアピールできる素質が見つかります。
志望動機の核を決める
なぜ自分がその企業に応募をしたのか、という部分です。入社したいと思う企業を決めるためには、様々な要因があります。「興味があるから」「人に良いと聞いたから」「勤務地が近いから」「待遇が良いから」などです。その中で自分が一番大切にしている同期は何かを決めます。
たとえば「興味があったから」という部分を核とします。そう決めてしまえば志望動機は「興味」という軸で展開していけば良いのです。「以前貴社の製品を使ったことがあります。使いやすいだけでなく、魅力的なデザインにも心を奪われました。」など簡潔に核を伝えれば「私には経験がありませんが、これまで持ち続けた消費者としての視点があります。「ぜひ貴社の今後の製品に貢献させていただきたく志望いたしました」などのと展開しても良いでしょう。
「お力になれるかわかりませんが」はNG
経験がない職種に応募するとき、当人としては「未経験」が最も引け目を感じるところです。その気持ちが「お力になれるかわかりませんが、精一杯がんばります」などの文章に結び付きやすくなります。自分としては謙虚に素直な気持ちを伝えているだけですが、これはやめておいた方がよいでしょう。
企業が求めているのは、簡単に言えば「頑張ってくれる人」です。「できるかわからないけど」と言っている人に興味は持ってもらえません。「私には経験はありませんが、その分他の方よりも多く経験ができるようにフットワークの軽さを意識します」など、経験がないことを解消できるような言葉を付け足しましょう。
今している努力を伝える
未経験の仕事に就くにあたって、今現在自分がしている努力も伝えましょう。「私はこの業界の経験がありませんので、現在〇〇の勉強をしています」「貴社の仕事に興味を持ってから、〇〇の資格を取りたいと考えるようになり、現在勉強中です」などが良いでしょう。
熱意を伝えるためには、言葉よりも行動が大切です。口頭で何回も「頑張ります」と言うより、実際に今頑張っていることを伝えた方が説得力があります。大げさなことである必要はなく「〇〇業界のことを少しでも知りたく書店で購入した本を読んでいます」などでも良いです。入社前から前に進もうと努力をしているということを具体的に伝えられるようにしましょう。
これまでの経験をアピールする
今回の応募をする前に働いていた会社や、アルバイトなどがあればその経験もアピールに使いましょう。職種や業界が違っても「社会人としての基礎ができている」という部分は強みになります。自分ではなんとなく過ごしていたように感じていても、振り返ってみれば困難をいくつも乗り越えていたり、問題を解決したりという経験は誰にでもあるはずです。
「職場の人とはコミュニケーションが取りやすいように、日頃から率先して声をかけるようにしていました」「仕事の進捗が思うようにいかないときは上司や同僚に相談して助けてもらっていました」などでも良いです。日頃自分が何気なくしていたことや、当たり前だと思っていたことも、立派な経験としてアピールできます。
書くことと話すことを分ける
中途採用に応募をする方に多いのが「書きたいことがありすぎてまとまらない」という問題です。これまでの経験がある分、なかなか文字数以内に収まらなかったり、言いたいことをつたえきれないということがあります。全てを詰め込もうとすると、全てが中途半端に伝わってしまい非常にもったいないです。
まずは「志望動機に書くこと」と「面接で口頭で話すこと」にわけましょう。面接は志望動機を元にした質問が最低1つは出ます。志望動機の詳細や関連することは「話す」と決めてしまいます。そうすれば自分が言いたいことが簡潔にまとめやすくなりますし、面接のときに何を話すのかを別に考える必要もありません。
採用担当者は、志望動機にたくさん詰め込んで書いている人よりも「もう少し詳しく聞いてみたい」と思える人です。要点だけを書いてスマートにまとめることを意識しましょう。