葬儀店・葬儀社の志望動機
かつては葬儀店がどこの商店街にも1軒はあり、普通は一般の商店と同じ家族経営の小さな店舗でした。しかし、そのような昔ながらの葬儀屋さんの数は減少し、今では複数のセレモニーホール(葬祭場)を経営する葬儀社が主流となっています。
セレモニーホールの多くは、最大100名以上の参列者を収容する大ホールをはじめとして、葬祭の規模に応じて選べる複数のホールがあり、法要後の会食のために、同じ席数を準備できる会食会場も備えています。また、遠隔地からの参列者のために宿泊施設を完備したものまであり、その規模や設備は一般のシティホテルと大差ありません。
このようなセレモニーホールを経営する葬儀社への就職は、シティホテルへの就職と同じと思ってください。少なくとも接客マナーは基本的にホテルと同等であり、ただ婚礼サービスを提供しているホテルのような華やかさがないだけです。志望動機においても、ご利用者本位のサービス精神が重要なポイントとなります。
【葬儀店・葬儀社の志望動機例文】
私は、人生のもっとも大切な儀式である葬儀において、ご遺族の方々にご奉仕する葬儀社の仕事は、大きな社会的意義のある仕事だと思います。誇りをもってその仕事に従事したいと思い、サービスの質の高さで定評のある貴社への就職を希望いたしました。つねにご遺族や参列者の皆様のお悲しみを思い、しめやかな中にも安らぎと安心のある葬祭サービスをご提供できるよう、細やかな心配りを尽くしてまいりたいと存じます。未熟者ではありますが、諸先輩のご指導に従い、精一杯の努力を惜しまない覚悟です。何卒よろしくお願い申し上げます。