労務管理の志望動機の例文

労務管理の志望動機
労務管理は、企業内で人事部や総務部が担当する業務分野であり、従業員の募集・採用から配置・教育・考課・異動、そして退職までの人事に関することと、賃金・労働時間などの労務に関することを管理する業務のことです。従来、とても地味な仕事というイメージが強かったように思いますが、労働生産性の向上や労働環境の改善が重視されるようになり、近年では重要な業務分野と見做されるようになりました。
労務管理は、それを規制する各種の労働法規に則って行わなければなりません。関係法規には、労働基準法を始めとして、男女雇用機会均等法・育児介護休業法・パートタイム労働法などがあります。企業のコンプライアンス(法令遵守)と企業モラルが厳しく問われる現在、それらに準拠した適正な労務管理体制を構築し、効果的に運用するための専門知識をもつ労務管理士が、大企業・中小企業を問わず求められるようになりました。
労務管理士は、一般社団法人 日本人材育成協会などが認定する民間資格ですが、20歳以上の在学中に取得することができます。新卒でも労務管理を志望するときは、志望動機の中で有資格者である点からの自己PRが有効です。

【労務管理の志望動機例文】

ブラック企業という言葉が流行語にもなりましたが、私自身、そのような企業の店舗スタッフとしてアルバイトをした経験があり、大学で労働法を専攻するきっかけになりました。その成果として、私は、社員が会社に誇りと愛着をもち、意欲的に業務に邁進できる前提条件として、企業のコンプライアンスは必要不可欠であり、生産性の向上だけでなく販売力や社会的評価を高めるためにも適正な労務管理が欠かせないという信念を持つようになりました。また、労務管理士の資格も取得いたしました。そこで、先進的な労務管理を実現されているという御社において、これまでに得た専門知識を活かし、社員にとっても社会にとっても理想的な企業の姿を追求したいと思い、応募させて頂きました。