鉄道車両メーカーの志望動機の例文

鉄道車両メーカーの志望動機の例文
【技術職の志望動機例文 ①】

  子供のころから鉄道関係の仕事に就くことが夢でしたので、大学は夢に近づく第一歩と思い、工学部に進学しました。電子工学を専攻したのも、車両設計や運行管理システムなどのハード面で、エレクトロニクスが鉄道の進歩における重要な鍵を握るテクノロジーだと思ったからです。
  貴社を第一志望としましたのは、まず、貴社の社名を熟知していたからです。旧社名のころから存じ上げていて、鉄道好きの私にとっては憧れの会社でした。工学部に進学してからは、メカ好きの学生として貴社の車両の優秀さや先進的な技術力が理解できるようになり、貴社への就職が具体的な進路目標となりました。また、社員の方々からお話を伺う機会を得て、エンジニアは若手社員でもひとつのプロジェクトを任されると聞き、俄然、貴社での仕事への期待が膨らみました。
  私のエンジニアとしての夢は、まだ誰も造ったことのない車両を開発することです。と言っても、リニアモーターカーのような最先端技術の結晶である車両の開発に携わるチャンスはなかなかないと思います。しかし、これまで不可能と思われていたことをマイナーな技術革新やレガシーな技術の応用で可能にする、そのような地道な創意工夫で革新的な車両を開発することは夢ではないと考えています。入社がかないましたら、各分野の優秀なエンジニアの皆様のご指導を仰ぎ、夢の実現に向かってあきらめずに挑戦してまいります。

【技術職の志望動機例文 ②】

  私は、もともと鉄道に関心があったわけではありませんが、報道や鉄道紹介のテレビ番組などで日本製の車両が世界各地で走っていることを知り、鉄道車両メーカーへの認識を深めるようになりました。その後、インドネシアの高速鉄道建設のプロジェクトで日本の企業チームが受注できなかったニュースを知り、とても残念に思いました。しかし、このニュースがきっかけで、日本の優秀な鉄道システムを世界に輸出する仕事がしたいと思うようになり、鉄道車両メーカーへの就職を決心いたしました。
  貴社のことは、通学に利用している電車の中で銘盤にレリーフされている社名を記憶していましたので、親しみを感じていました。今回、就職活動をするに当たっては特に詳しく資料で勉強し、会社訪問もさせていただきました。その中で特に印象に残ったことは、新幹線車両も手掛ける高い技術力と、若手エンジニアにも早くから活躍の機会が与えられる進歩的な企業風土です。自分のチャレンジ精神を尊重してもらえる企業だと思い、第一志望とさせていただきました。
  私の貴社にかける夢は、国際営業もできるエンジニアになること、または技術が理解できる営業マンとして世界の国々に車両を売り込むことです。入社が叶った暁には、貴社社員としての誇りをもって仕事に邁進する覚悟です。どうぞよろしくお願いいたします。