志望動機が書けないとき

志望動機が書けないとき
「志望動機が書けない」と思うのは、志望動機というものを過大評価しているからに外なりません。
志望動機は、それを作成するためのマニュアルがあって、必要事項を入力すれば誰でも同様のものが書けるという代物ではありません。何のために、誰に提出するのかという状況は千差万別であり、人の能力・特性や置かれている状況もまた同様です。一つひとつに異なる個性があって当然です。
また、正しい言葉遣いで書くことは大切なことですし、反社会的な主張や不道徳な文言はけっして認められませんが、文章の上手下手や内容の優劣が問われたり、それを合否の判定基準として点数化するなどという無駄な作業は、志望するに値する企業や団体であれば通常はあり得ないことです。

志望動機あるいは自己PRというものは、面接の参考資料とするために記入が求められるものです。それに基づく質問を受けたとしても、その返答が面接結果として残ります。志望動機が言葉足らずであったり、論理性に欠ける内容であっても、その後の結果に悪影響を与えることを心配する必要はありません。
「志望動機が書けない」と感じたときは、いきなりもっともらしい文章を書こうとしても、悩んでばかりいてストレスをため込むだけです。まず、志望した理由を正直に書き、素直な自分を短い文章で表現しましょう。それを読み返して修正し、何度も繰り返して追加・削除や書き直しをしましょう。そうすることで、十分に納得はできなくても、人に見せても大丈夫と思えるものになるはずです。