公務員(総合職)の志望動機の例文と書き方

公務員(総合職)の志望動機の例文と書き方
国家公務員総合職の志望動機では、公共の利益のために奉仕するという視点がもっとも大切です。それは、将来、真に有能な公務員となるために欠かせない素質です。また、国家の永続的な繁栄のために、今、何をなすべきかという、新しい時代に即した国家再建の将来ビジョンを追求する姿勢も忘れないでください。変化してゆく日本の姿を思い描き、そのために必要な施策を練り上げることのできる人材を、時代は必要としています。
ただし、志望動機は論文ではありませんので、理路整然とした論説で人に納得してもらおうとは思わないでください。公共の利益のために自分がしたい仕事や、自分が理想とする将来の国の姿について熱く語り、その目標実現のために応募したことを志望動機としてください。

【国家公務員総合職の志望動機】大卒程度・経済区分志望の場合

私は、政府主導の下に新しい日本の政治経済体制を早急に構築し、日本経済を順調な発展の波に乗せる仕事がしたいと思い、国家公務員総合職を希望いたしました。第二次大戦後の復興期よりバブル景気に至るまで、日本経済は至って順調な成長を遂げてまいりましたが、現在、バブル崩壊からすでに約20年を経過していながら、依然として景気の低迷を脱してはおりません。それは経済のグローバル化によるところも大きいと思いますが、日本の主体的な政治経済の改革の遅れに最大の原因があると思われます。バブル崩壊が時代の転換点であったことは明白であり、前代に築き上げられた政治経済体制はすでに時代遅れのものと言えます。そして、その矛盾は、東日本大震災と原発事故によって一挙に顕在化しました。私は、製造業の比重が大きい日本経済を立て直すためには、その基盤であるエネルギー政策の劇的な転換が必要と考えます。新しい電力供給システムを構築する事業には多大な困難が伴うことでしょうが、産業界と連携して迅速に推進していかなければならないと思います。そのような新しい日本の国造りに国家公務員として参画できることを、私は切望いたします。