カウンセラー・セラピストの志望動機の例文と書き方

カウンセラー・セラピストの志望動機の例文と書き方
セラピストは、精神疾患・心身症などの患者を心理療法によって治療する精神科医や臨床心理士のことです。一方、カウンセラー(心理カウンセラー)は、不安や悩みを抱える人に対し、カウンセリング(相談)という形での精神的な援助を与える臨床心理士あるいは精神科医です。一般には、スクールカウンセラーと企業内カウンセラーがよく知られています。ともに21世紀に入ってから法整備が進んだことにより、近年、教育機関や企業での採用が増えてきました。
ここでは、スクールカウンセラーと企業内カウンセラーの志望動機について例文を紹介します。
【スクールカウンセラーの志望動機】

私は、中学生当時、親や教師に話せない子供の世界での不合理な差別や虐待を日常的に目撃してきたことから、悩み苦しんでいる弱い立場の被害者の救済を真剣に思うようになりました。とは言え、長い間、自分には何も出来ないと諦めてまいりましたが、最近になってスクールカウンセラー制度の普及を知ったことにより、応募の決心をいたしました。
私は、つねに相談者の良き相談相手としてプライバシー保護に徹するとともに、第三者性・外部性確保の大原則を厳守し、中立的立場を堅持してカウンセリング業務に従事いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

【企業内カウンセラーの志望動機】

かねてより勤労者の職場環境による健康障害・精神疾患・自殺などが増加し、社会問題化ていながら、その状況が改善されないことに、私は心理カウンセラーとして強い疑問を感じてまいりました。しかし、2008年、労働契約法の制定によって、その状況が変化したことは周知の通りです。貴社におかれましては、その条文に明記されている法の理念に則り、率先してカウンセリングルームを社内に設置されましたことは、大いに英明なご処置であり感服いたしました。微力な一介のカウンセラーではございますが、貴社の企業内カウンセラーとなることは社会貢献にも等しいことと思い、応募させていただいた次第です。
私は、つねに相談者の良き相談相手としてプライバシー保護に徹するとともに、第三者性・外部性確保の大原則を厳守し、中立的立場を堅持してカウンセリング業務に従事いたします。なにとぞご理解の上、ご採用いただけますようお願い申し上げます。